特集

[2019.11.28]

【体のお悩みを睡眠から考える②】肩こり

お客様とお話をしている中で、多くの方が悩まれているのが【肩こり】です。
首筋、首のつけ根から、肩や背中にかけて「張る」「凝る」「痛い」などの症状があり、時には頭痛や吐き気を伴う方もいらっしゃいます。場合によっては日常生活に支障をきたすこともある【肩こり】、それはなぜ起こるのでしょうか?

肩こり

肩こりの原因は?

重さ5~6キロの頭を支え、さらに二本の腕の重さが集中しているのが、首と肩です。日本人は欧米の人と比べると、頭が大きいわりに首から方の骨格や筋肉がきゃしゃにできているため、肩こりを起こしやすいと言われています。原因は人によって様々ですが、「同じ姿勢」「眼精疲労」「運動不足」「ストレス」が4大原因と言われています。
(※骨や神経の異常による“病気の症状としての肩こり”もあります。心配な方は専門医に相談してください。)

パソコンや読書、手仕事などの時、多くの方が首を少し前に突き出す姿勢や、両肩を少し前にすぼめる姿勢になっています。こうした姿勢を続けていると、首から肩の筋肉に緊張性の疲労が生じ、血流が悪くなることで肩こりを起こします

また、細かい文字や明るい画面を見続けることで、目やその周囲の筋肉が緊張し、それと同時に首や肩も緊張します。

パソコン作業

これらの場合は、まず「同じ姿勢」を続けないようにし、こまめに首や肩の緊張状態をほぐすことで予防することが可能です。首や肩をゆっくり回したり、軽い屈伸したりして、筋肉の緊張をほぐしましょう。眼精疲労の場合は、目を閉じて休んだり、こめかみを優しくマッサージすると緊張が緩和できますよ。

肩こりを起こしているときの首や肩は血流が悪くなっていて、新鮮な酸素や栄養分が伝わりにくく、疲れやすい状態になっています。散歩やウォーキング、ストレッチなどの軽い運動は、血流を促すと同時に、筋肉量の低下を防ぎます。また、体を動かすことが気分転換となり、ストレス解消にもつながります。

運動を続けることで、全身の血流を改善し、日ごろから肩こりを起こしにくい体を作ることが大切です。

おすすめの肩こり体操

肩こりが楽になる体操をご紹介します。筋肉の張りを感じる程度の強さでゆっくりと行ってください。回数を増やすより、毎日続けることが大事です。運動中に痛みが強まったら中止してください。
(※手足にしびれがあったり、首が動かしにく場合は、まず主治医に相談してください。)

リラックス体操

リラックス体操

リラックス体操

ストレッチ体操

ストレッチ体操

ストレッチ体操

実は、睡眠中の姿勢も重要です!

睡眠中の姿勢も大きなポイントになります。立っているときの自然な姿勢をそのままキープできるのが理想ですが、枕の高さが合っていない場合は、血流が滞ったり筋肉の緊張が続く状態になり、肩こりの原因になってしまいます

まるげんではお一人お一人の体に合わせて、5mm単位で高さを細かく調整しながら、世界に一つのオリジナル枕をお作りしています。枕が頭から首のラインにかけてフィットするため、頚椎が安定して理想的な寝姿勢を保ちやすくなります

オーダーまくら作りのステップを詳しくご紹介します

オーダーまくらは、購入されたお客様から「肩こりが楽になった」「いびきが軽くなった」「よく眠れるようになった」など、嬉しいご感想を頂いております。

(さらに…)

さらに、血流を妨げず、良い寝姿勢を確保するために、寝返りも重要です。長時間同じ姿勢を続けると血流が悪くなり、場合によってはしびれや痛みが生じてしまいます。寝返りをスムーズに打つために、枕には寝返りを自由に打てる横幅が必要です。体をごろんと半回転させて横向きになっても頭が落ちず、肩先までカバーできるサイズ=「頭が3つ入る大きさ」が理想的です。

寝返り

良い寝姿勢を保ち、血行不良を防ぐためには、マットレス選びも重要です。あおむけの場合、体の出っ張っている部分=お尻・肩甲骨・かかとが沈み込み、腰・膝裏・アキレス腱をマットレスが支えてくれると、背骨の理想的なS字ラインが保てます。横向き寝の場合、体の出っ張っている部分=肩・骨盤が沈んで、背骨が地面と平行になるのが理想の寝姿勢です。

マットレス

よいマットレス(敷きふとん)に求められる条件とは?

マットレス(敷きふとん)をお探しの方によく相談されるのが、「種類も値段も色々あるけど、どんな基準で選んでいいのか分からない」というお悩みです。

そこで今回は、まるげんが考える「良いマットレスの条件」をまとめてみました。(さらに…)

腰痛や肩こりといった体のお悩み解消に、寝具ができることも少なからずあります。ぜひスタッフにお声がけいただき、実際に触れてお試しくださいませ!