年齢や性別を問わず、多くの人が苦しんでいる「腰痛」。ある調査によると、日本国内では1200万人もの人が腰痛に悩んでいるそうです。
腰は、文字通り体の“要”です。私たちは日常生活の中で、「歩く」「座る」「物を持ち上げる」「横になる」など、腰を使うたくさんの動作を行っています。
多くの人が腰痛に悩まされているのは、そもそも人間が直立で二足歩行しているから。私たちの背骨は直線に近いS字状で、二足歩行している体を支えているため、腰は体の中で特に負荷がかかりやすい場所なのです。
最近、原因不明の腰痛に「ストレス」が深く関わっているケースが多いことが分かってきました。日常的にストレスを受け続けていると、痛みを抑制する「ドーパミン」という脳内物質の分泌が減って、痛みを抑えきれなくなり、ますます痛みを感じるのです。
ストレスによる腰痛を改善するためには、以下のような方法で意識的にストレスを解消していきましょう。
長い時間座りっぱなしでのデスクワークや、立ちっぱなし、中腰などの無理な姿勢を取り続けると、筋肉が緊張し、疲労が溜まります。血行が悪くなり、痛みを感じるようになります。
腰回りの筋肉である“大腰筋”“大殿筋”“中殿筋”が衰えてくると、腰椎(腰の骨)を支える力が弱くなり、腰痛の原因になります。腹筋も背骨を支えているので、腹筋の筋力低下も腰椎に負担を掛けるようになります。
体の冷えは血行不良を起こす原因になり、痛みが起こります。
同じ姿勢ばかりで寝ていると、敷寝具と接している体の面が圧迫され、血液やリンパ液などの体液が滞って、肩こりや腰痛の原因になることがあります。
一晩に20回程度の寝返りが理想的とされていますが、マットレスが柔らかすぎたりへたったりして体が沈み込んでいると、寝返りがスムーズにうちにくくなってしまいます。高弾性の素材など、ある程度の反発力のある素材がおすすめです。
また、体が固くなっていると寝返りが打ちづらいので、就寝前のストレッチをおすすめします。
熟睡することにより、体の修復をしてくれる成長ホルモンの分泌が促進されて、筋肉の疲労回復効果が期待できます。良質な睡眠は、ストレスの軽減も期待でき、心と身体の両方にいい効果をもたらします。
また、腰痛でお悩みの方には、横寝(側臥)をお勧めします。横寝することによって、腰椎に対する圧迫虚血(きょけつ:局所への血液供給が急激に不足する状態)を防ぐことができます。
腰痛にお悩みの方には、以下のような条件を満たすマットレスをお勧めしています。
いい寝姿勢を保ちやすい寝具や、寝床内の環境を快適に保つ寝具については、こちらの記事も参考にしてください。
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